八王子市&始興市(韓国)のホームステイ交流 いよいよ メインプログラム!(2日目①)
2泊3日という短いホームステイの期間で、メインの日が2日目だったので、期待しながらも、多少緊張しつつ、その日を迎えました。
2日目のスケジュールは、
野口染物店で藍染体験→創価大学で昼食&韓国人留学生との交流→甲の原中学校との交流会→高尾トリックアートミュージアム見学です。
藍染体験は、始興市から、日本文化体験をさせてほしいという提案があったために、行うことになったのと、同じ年齢層の子たちとの交流会があれば、来年の始興市でのホームステイに参加する子たちも、その中学校の出て来るのではないかと、私が提案したことから、甲の原中学校での交流が決まり、野口染物店から甲の原中学校までの途中で、食事をとりたいと市役所の方からの意見で、中間地点にあたる創価大学での食事&韓国人留学生との交流が決まりました。最後の高尾トリックアートは、始興市の子供たちに、どこかのスケジュールで、遊ぶ時間も必要だろうということで決まりました。
野口染物店は、八王子を代表する藍染店で、創業210年!野口染物店は、あの羽生結弦選手の衣装を藍染されたこともあるそうです。
最初に、藍染の作り方について、野口夫妻から詳しく説明をして下さり、その後、グラデーション染めにするのか、絞り染めにするのかを、藍染体験希望者に決めてもらった後、実際に藍染体験に挑戦しました。私は、先月のイベント「街を紡ぐ100年の物語 ウォークツアーat中野上町」で、野口染物店の見学をしたばかりだったのですが、実際に、藍染体験をするのは、初めてだったので、ウォークツアーの際に、野口さんから聞いた話が別の視点で確認出来て、とても良かったですし、始興市の子供たちが、自然な形で日本文化に触れてくれている姿にも、感動しました。
藍染体験は、私たちの担当で進めてきましたが、染物屋の文化として、訪れた客と和菓子を食べながら団らんする文化があると聞いていたので、和菓子とお茶を準備して、交流に華を添えました。
また、午後からは、小高い丘の上にある甲の原中学校を訪問しました。5限目と6限目を使っての交流の時間でしたが、5限目は、副校長先生が引率し、いくつかの授業参観をさせてくださり、6限目は、ヒッポファミリークラブの担当で、体育館を使って、甲の原中学1年生との交流会を行いました。
私から甲の原中学への挨拶の言葉を、仰せつかったので、「同じもの同士だと、問題も起こりにくいし、一つになりやすいけれども、大きな変化は起こらない。全く違うものと一つになるときに、困難があり、問題が起こるが、それによって、変化があり、得られるものも多い。韓国人は日本人と見た目は似ているが、考え方が大きく違う。でも、大きく変わりたい、たくさんのものを得たいと思うならば、違った考え方の人と、積極的に交流していくことを勧めます。」という話をしました。
ヒッポファミリークラブで9つのチームを作り、始興市の子たちを、一人ずつ入れ、甲の原中学1年生たちを8人~9人ずつ分けました。最初、各チームで、交流の時間を持ったのですが、全く知らない者同士の交流が、相当にプレッシャーだったのか、始興市の男の子の一人が、どうしても、参加したくないと、グループから抜け出るハプニングがあり、急遽、8チームで交流をすることになりました。
また、他のチームでも、始興市の女の子が、甲の原中学校の子たちから、何を話しかけられても、答えるのをほぼ拒絶していて、企画側の予想とは、かなり違う事態も起こっていました。
でも、その後のゲームの時間で、その女の子は、別人のように、大はしゃぎしていたので、
その瞬間、瞬間で判断してしまわないで、広い考えで見た方がいいように思いました。
最後には、甲の原中学校の校長先生や職員の方々も体育館や、帰りのバスの周辺に出てきて下さり、中学校全体で見送って頂き、短い時間でしたが、印象に残る時間でした。この子たちの中から、来年以降、始興市にホームステイする子たちが出てくれたら最高ですね。