自分史・ライフテーマ作成講座第1回目 終了報告
1.実施期間
毎月、第3水曜日(2024.2.21~2025.5.21)
当初10回予定は参加者全員のご意向もあり、延べ13回となった。
2.参加者(講師も含めて9名)
・当初参加者7名。それぞれのご事情により4回目までに2名退会。
・Aさんは素晴らしい絵画力を発揮されてイラストを中心にした作品作成開始。自転車事故もあり7回目で下山。
・Bさんは体調がすぐれないながらも9回目まで出席されていたが、7号目ごろで下山。
・頂上まで登頂された方3人(C、D、Eさん)
・Fさん、2025.1に別動隊として加入。ノルディックウオーキング・メンバーで(2025.2.9の活動レポート/椚田運動公園で元気よくウオーキングの写真に写っている男性)。認知症要介護1。
T:講座開催者として自分史を完成
3.講座の過程&「絵本でワイガヤ」の概要
①初回&2回目に各人の長所、短所の洗い出し、各人の行動のエネルギー源、思考行動特性と向き合っていただいた。
②10冊の絵本を用意し、絵本囲んでワイワイガヤガヤ。
・課題に沿って仲間と絵本を読み 感想をメモする
・感想を分かち合う
・人の話を聞いていると、ヒントになることがある
・課題に向かっての各人の持ち味を発揮した行動を文字化。
4.作品の概要(5人が完成)
Aさん:「自分史」制作計画書を早々に完成。それは、思い出の深いシーンを選び絵にまとめる。他人が見ても美しく楽しく思える「思い出のOneシーン」画としたい。との方向で取り組み開始された。Aさんの絵画力は非常に高く、異色な作品完成を期待していたところだったが残念でした。
Bさん:あと一息のところまで作成!2回目の参加へのお誘いをしたいと思います。
Cさん:40年前開始した家族新聞発行を土台に<自分史>とした。中身はもちろん、お伊勢参り時に入手した伊勢型紙を表紙に使用。趣味の本の装丁知識を活かしたまさに世界に一冊の本の完成(表紙写真)。
Ⅾさん:スポーツ万能(故人のご主人も卓越したスポーツマン)、食べること大好き、犬との交流も大好きな方。もがきながらも完成。
Eさん:思考深い方。豪雪地帯の実家老母への雪かき手伝い、夏は広い庭にはびこる雑草刈り取りに加えて、ご子息の海外転勤に伴う国内外での人工提供等超多用な方。超重いリユックを背負って、休みがちながら登頂達成。完成。
Fさん:デイサービスで取り組まれた卓越した絵画と子供のころからの写真で綴る特異な自分史を完成。写真探し段階で小学校3年時の「八王子市絵画展覧会金賞受賞の表彰状」を発見。Fさんの素晴らしい絵画力は子供のころからの資質だったのです!感激的な出会いでした。
眠っていた感性の爆発
写真です
家庭・職場・百名山登頂率97%を辿る等
T:3年ほど前から手掛けていた自分史。中座の状態だったが、講座主催者として何とかしなければとの思いで、<我逢人史>を完成(表紙写真)。
5.終了時点の感想(3人の一部分)
(その1)自分には欠点、嫌いな事もあります。でも、やっぱり自分が好きですし、受け入れて前向きな気持ちになれます。そうして思えることは自分以外の周囲の人たちへも目配り気配りができることにつながるということがとてもよくわかりました。気持ちにゆったりとした余裕を持って生きて行けたらと思います。
(その2)取り組む前までは「どうしても~しなければならない」という気持ちで自分を苦しめていましたが、講師に励まされながら「出来上がる時が必ずくるからその時にやろうと、柔軟になれたことに感謝です。
(その3)人と関わる仕事、サークルでも参加したい。これからなるようにしかならない。日々たんたんと自分に正直に生きる。あれもこれも書いてない部分がある。
6.今後への課題
今回完成した自分史を後日、目を通してみると・修正・追加・削除したくなることが出てくることがあるでしょう。その時はまた筆をとる。「私のヒストリー」はそのような形で深化していくものと思う。受講された方々が、そのような思いに立たれたときに、何かお役に立てればと思っています。
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