八王子コミュニティ活動応援サイト はちコミねっと活動レポート保健医療福祉【小学校総合的な学習の時間】

【小学校総合的な学習の時間】

公開日:2026年03月10日 最終更新日:2026年03月11日

八王子市内の小学校にて〜みえない世界〜出張体験教室を実施しました。

小学校4年生の総合的な学習の時間

テーマ『共に生きる』

午前の時間を使わせていただけるということで、講話がメインよりも実際にいろいろな体験をしてもらいたいなと思いました。

体験ブースを3つに分けてグループごとに体験していただきました。

ブース1、白杖歩行&ガイドヘルパー体験

ブース2、ロービジョンフットサル体験

ブース3、

①点字図書&日用品

②点字でしおり作り

③ロービジョン疑似体験

 

子供たちは2学期の期間、障がいについてさまざまな人がいるということ、共に生きるとは?

について学び調べグループ発表などをしてきたそうです。

白杖や点字ブロックのことはほぼ全員が知っていました。

講話では、私が病気になった時のこと、目が見えなくなっていき視覚障がいになったこと、

その当時のつらかったこと、再び外に出られるようになったきっかけや、今に至るまでのことと今の思いなどお話しさせていただきました。

人前でお話するのがあまり得意ではなく上手くは話せませんでしたが、私の体験や私にしか話せないことで気づきや学び、何か得るものや伝わることが少しでもあったらいいなと思います。

 

〜ブース1〜

白杖歩行&ガイドヘルパー体験

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学校体育館での実施だったので、マットや跳び箱の踏み台を使い段差や歩きにくい道などを再現しました。

曲がり角や段差のある場所での点字ブロックの有る無いの違いを体験し、白杖や点字ブロックの必要

性、声掛けやサポートの大切さを知っていただきました。

もう一度やりたい!と何度もチャレンジしてくれていました。

イベントですでに体験してくれていた子もいてとても嬉しかったです。

FANeyes オリジナルの認定証もとても喜んでくれていたようでよかったです。

 

〜ブース2〜

ロービジョンフットサル体験

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いろいろな見え方、見えづらさを再現したゴーグルの中から好きなものを選び装着。

見え方に慣れるため、

ゴーグルを装着した状態でじゃんけんをしたり、ペアでキャッチボールやパス交換をしました。

慣れてきたところでグループに別れて鳥かごや足の間にボールを通して進むゲームをしました。

ゴーグルを交換することで、

『見える!余裕』という声もあれば『全然見えない、、』など個人差はあると思いますがロービジョンにはさまざまな見え方、見えづらさがあることを知ってもらえたと思います。

ロービジョンフットサル日本代表でCA SOLUA所属の大平選手と羽生選手の世界大会のお話しにも質問をしてくれたりと、目が見えなくてもスポーツを楽しめることに関心をもっていました。

 

〜ブース3〜

①点字図書&日用品

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『ぐりとぐら』や『しろくまちゃんのほっとけーき』や『いないいないばあ』

などの馴染みのある絵本の点字絵本では、子供たちに事前に配布していた点字表を見ながら絵本を読もうとチャレンジしている姿がありました。

点字迷路などが楽しめるテルミでは、視覚ではなく指先で触れて楽しんでいました。

日用品や食品パッケージについた点字を探したり、シャンプーとコンディショナーをどうやって区別しているのか?など、時間が足りないくらい興味をもってくれていました。

 

②点字でしおりづくり

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学校に点字キットがあるということで初めての試みでしたが、自分の名前を点字で打ちしおりをつくりました。

点字ができて200年経つこと含めた歴史やルールのお話をしてから点字打ちをしました。

なかなか難しい部分もありましたが、点字で自分の名前が入ったしおりを嬉しそうに持っている様子がありました。

 

③ロービジョン擬似体験

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私の見え方を再現したiPadの画面越しで、障害物の見え方や実際に歩く体験をしてもらいました。

『うわ!ぜんぜんみえない』

『こわい』

『これでひとりで歩いてるのすごい』などの声が多くありました。

これは私に限ってのことなのか、ロービジョンあるあるなのかはわりませんが、

私の場合は見えていた頃の感覚や記憶と、

多少見えていることもあり、1人で行動しますし、案外歩くスピードも速いと思います。

それがロービジョンの落とし穴?で、それゆえケガが多いです。

家の近所や知っている道でもふと気づくと迷子になっていたり、真っ直ぐ進めてなく電柱にぶつかったり車道にでてしまっていることもあります。

また、通常時と晴天時の信号の見え方の違いでは、時間やお天気、信号機の距離などで見え方が違うことを体験し、横断歩道に目の不自由な人がいたら、『一緒に渡りましょうか』『信号青ですよ』

って声かける!という声がたくさんありました。

食事のイラストを使い、時計の針の位置で方向を伝えるクロックポジションでのサポートや声掛けについて考えたり、ファストフード店のメニューを私の見え方で見て注文することにチャレンジすることで、

お店での困り事を知り、どんなサポートができるのかを考えてくれていました。

私の体験をベースに、中途ロービジョン視覚障がい者の日常を少し知ってもらえたのではないかと思います。

 

小学校での『~みえない世界~体験教室』実施は初めての試みでした。

子供たちの大切な学びの時間を受け持たせていただける喜びと、責任の重さを感じながら準備をし当日を迎えさせていただきました。

先生方も一緒にいろいろ考えてくださり、また子供たちはとても素直でリアルな反応や声を聞くことができ、私たちにとっても非常に学びのある貴重な時間となりました。

後日子供たちからお手紙をいただきました。

大切に大切に読ませていただきました。

今後どのような心がけをしてくか、みえない世界体験をして得たことや感想の他にも、

FANeyes マスコットのもなちゃんや白杖の絵を描いてくれていたりもしていてとても嬉しかったです。

4年生のみなさん、先生方、本当にありがとうございました。

 

この情報は、「視覚障がいサポート団体 FANeyes」により登録されました。

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