戦後80年に浅川地下壕の今を考える～ブックレット『浅川地下壕』を刊行して～

JR高尾駅の南、初沢町金比羅山・初沢山、高尾町の東高尾山稜のすそ野に浅川地下壕があります。坑道の総延長は約10㎞、アジア太平洋戦争末期に掘られ、中島飛行機武蔵製作所の疎開工場として飛行機のエンジンを製造した東京都最大の戦争遺跡です。
今年、その歴史をブックレット『浅川地下壕』としてまとめました。これまで地元では浅川地下壕とどのように向き合ってきたのか、ダイナマイトの発見や陥没問題にどのように対応したのか、掘削の実態はどのように解明されてきたのか、戦後80年間をふまえて浅川地下壕の今を考えていきます。