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冷暖自知

公開日:2024年09月11日 最終更新日:2024年09月12日

文字通り 冷たいのも暑いのも自分で触ってみなければわからないということです。
氷の冷たさは触らないと分かりませんし、日の暑さは何度か 火傷をしないと分かりません。
いくら 本を読んで勉強しても、人に教えてもらっても それだけではダメです。

どこかのお寺の和尚さんの話をすると。
中学生や高校生が修学旅行でお寺にお参りに来る際、法話をします。
学生には、法話を聞く間は正座をしてもらいますが、最近は椅子の生活が当たり前になり、畳の上で正座をするすることに、慣れていません。
法話はだいたい 30分程度なので、最初から最後まで正座をすれば30分くらい正座をすることになります。

たいていは 5分くらいで足がしびれだしてもそもそし始め、10分すると、たいていの子はあぐらをかき始めます。

和尚さん曰く、
最初から最後まで正座していた子は、30分間の足のしびれというのがわかったはず。
5分でやめた子は、5分の足のしびれしか経験していないことになる。
10分でやめた子、20分でやめた子もそれだけの経験です。
5分でやめた子が30分正座した子に「足しびれた?」と聞いたら「むちゃくちゃしびれた。」と返事をする。
でも、言葉でどんなに説明されたところで、本当のところはわかりません。
「ああ、しびれたのか。痛そうだな。」くらいにしか思わない。
一方、30分正座した子は、言葉としては「むちゃくちゃしびれた」だけかもしれませんが、30分正座したという実績が残ります。
学生たちは、自分の体を使って、それだけのことを叩き込んだのです。
「30分正座をしたら、これだけしびれる」ということがわかったのです。

これは知識ではありません。
自分の体を使って初めて分かることです。
自分でやってみなければ分からないことなんです。
これが知恵になっていくんです。

簡単に入る情報は単なる情報に過ぎません。
人が充実した人生を送るためには自分が実際に体を使って感じることが大事です。
これこそが「冷暖自知」です。

我々のチームが、フットサルだけでない学びになれるように、運営していきます。

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