2024年4月『ぷちドラマ体験』レポート:演劇好き必見!セリフ読み合わせで物語の世界に没入する楽しさを体験
こんにちは、もう新米ではない『新米Gちゃん』です!前回のレポートからもう1年経ってしまいました。すみません!
今回も、演劇好きの皆さんにとっておきのイベントレポートをお届けします。三谷智子作『へちま』の読み合わせです。
『ぷちドラマ体験』の概要
このイベントは、参加者がそれぞれの登場人物になりきってセリフを読み、物語の世界に浸ることを目的としています。普段の朗読だけでは味わえない、キャラクターになりきる楽しさを体験できる貴重な機会です。今回のイベントでは、前述の通り『へちま』を使用しました。
『へちま』の魅力
『へちま』は、江ノ島から少し離れた住宅地に住む長谷川家の物語です。平凡な建売住宅に暮らす三姉妹が、女運が最悪だった父の七回忌に集まるところから始まります。長女は煮え切らない恋人との腐れ縁、次女は不倫相手の単身赴任先での生活を告げ、波乱が待ち受けています。平穏なのは大学院生の三女だけかと思いきや、彼女についての家族会議が勃発します。さらに、空き家の隣家の元家主の失踪や、父の元後輩を名乗る男の登場が、長谷川家に混乱をもたらします。この物語は、姉妹の「生」や「性」、「老い」や「死」、そして「結婚」についてのテーマを巧みに織り交ぜています。悲しくもおかしい人生の一幕を描いた作品です。
登場人物になりきる楽しさ
実際にセリフを声に出して読むと、キャラクターの気持ちや立場がよりリアルに感じられます。自分がその人物になったかのように振る舞うことで、物語の世界に没入する感覚が得られます。朗読だけでは味わえないこの感覚が、読み合わせの最大の魅力です。
新米Gの体験談
私も実際に登場人物になりきってセリフを読みました。最初は少し緊張しましたが、次第にキャラクターに入り込むことができ、物語の中で生きているような感覚を味わいました。『へちま』の世界に完全に引き込まれ、他の参加者との一体感も生まれました。
ところが、物語があまりにも盛り上がりすぎて、途中で時間が足りなくなり、全てのセリフを読み切れませんでした。そのため、後日続きを読み合わせることに。驚いたことに、ほとんどの参加者が2回目も参加してくれました。みんなで再び集まって続きを楽しむことができ、本当に感動しました。
参加者の声
イベント後、参加者たちからも多くの感想が寄せられました。「キャラクターになりきる楽しさを初めて知った」「物語の世界に没入できて、とても感動した」「また参加したい」といった声が多く、皆さんがこのイベントを楽しんでくれたことが伝わりました。特に、2回目の読み合わせに参加した皆さんは、続きが気になって仕方がなかったと語っていました。
このように、セリフ読み合わせイベントは、演劇好きの皆さんにとって新たな楽しみ方を提供する素晴らしい機会です。次回のイベントはぜひ参加して、物語の世界に没入する楽しさを体験してください!
こちらから戯曲はお借りしました:
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