大人の社会科見学 ~こどもの居場所【かけはし】訪問~
2月20日『大人の社会科見学』で一般社団法人【かけはし】さんを訪問しました。
子どもの頃、学校から行った社会科見学は、世の中のことを学ぶ機会でした。大人になっても知らないことはたくさんあります。世の中のこんなこと、あんなこと、実際に見学してお話を伺って学ぶのが『大人の社会科見学』です。
今回の訪問先は、横浜市にある一般社団法人【かけはし】さん。
こんなところがあったらいいな・・・ずっと探し求めていた場所にとうとう出合うことができました!
https://kakehashi.link/manaberuibasho-kakehashi/
現代の子どもたちは様々な生きづらさを抱えながら暮らしています。学校に行きたくない子、行きたい気持ちはあるのに行けない子、登校しても教室で過ごすのは難しい子など、苦しい思いをしている子どもたちが多くいます。苦しいのは子ども本人だけではありません。見守る保護者も思い悩み、家庭で親子共々ひざを抱え困り果てているという方もいらっしゃいます。自分たちだけが世の中から取り残されたように感じている方もいらっしゃいます。
地域に子どもが日中安心して過ごせる居場所が欲しい!子どもが自分らしく過ごせて、その子のペースで学び成長できる。そして同じ空間にいる他の子や大人たちの存在もうっすらと感じながら過ごせるといいな・・・。
【かけはしを見学して】
取り組む内容は本人が決めます。複数人で遊ぶボードゲームが多くあり、子どもとスタッフで楽しむ姿が多くみられました。体を動かしたい子はミニ卓球をしたり外で遊んだり。子どもたちが穏やかで安心して自分らしく過ごしていることが、その表情から伝わってきました。困っている低学年の子に、上級生がさりげなく手助けをしてくれるなど、自然な交流も生まれていました。子どもも保護者も居場所ができて、どんなに安心したことでしょう。
子どもたちから「もじゃくん」と呼ばれている代表の廣瀬さんを始め、スタッフの方々が本当に本当に素晴らしいのです。それぞれの子どもに合った声かけをし、それが自己肯定感の高まりに繋がっていくように感じました。温かい雰囲気の中で親も子も笑顔が溢れていました!
☆見学者の感想☆
▪︎理想をそのまま形にしたような、子どもたちの居場所。子どもたちだけでなく親にとっても大切な居場所だと感じました。
▪︎自分の住んでいる地域にもあったらいいなと強く思います。
▪︎我が子が学校に行けなくなる、行かないんじゃなくて行けない。最初は寄り添えるけれど長くなればなるほど先が見えなくて。こんな時、親は何とも言えない孤独感におそわれ、何がいけなくて何をすればよかったのかなどと正解の出ない事を悶々と考えてしんどい思いになります。子どもの居場所ももちろん大切だけれど、心が疲れきっている親が、この居場所に救われるような気がしました。
▪︎居場所で過ごしているのは子どもだけではなく、一部の親も一緒に笑顔で遊んでいるのが印象的でした。笑顔の裏側は、しんどさでいっぱいかもしれない、無理に合わせてるだけかもしれない。でもこの居場所はボランティアの方々など多くの目があり、見守って支えてくれています。ここに寄りかかって助けてもらってもいいのではないかと思える雰囲気が広がっていました。
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