座談会(あなたにとって「国籍」とは?)
公開日:2020年01月11日 最終更新日:2022年10月17日
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11月16日ファルマで「国籍について考える座談会」を開催しました。17名が出席し、
活発な議論が行われました。外国人会員はミャンマー、韓国、中国出身の方たち4名でした。
外国人会員から国籍に関する悩みや迷いについて伺い、出席者の皆さんと様々な意見交換をしました。外国人会員は外国にルーツを持ちながら、帰化したり、特別永住権や永住権を取得して、日本で暮らしています。日本国籍を取得する理由は住んでいる国への愛情はもとより、スポーツ選手の例にも見られるように、実利を求めてという側面もあるようです。
帰化を選択するにあたっては、親の介護や自身の老後をどこで過ごすかなど考慮すべき点も多い上、母国に残された家族にとっても、帰化を受け入れることは容易なことではないでしょう。帰化によるメリットは大きいのですが、デメリットも無視しがたいものがあります。また、帰化をしても、“日本人になった”という社会制度上のことと自分の「アイデンティティ」の間で生きづらさを感じることもあるようです。
帰化を決断した人、あるいは帰化を選択しなかった人の率直な意見を聞くことができ、また日頃、日本語教室に来られる学習者の国籍問題に目を向けるよい機会となりました。
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